スペシャル対談


 むんこ先生(以下 む)宮原先生(以下 宮)


む:
ところで、どんな漫画を読んでますか?
宮:
うちの本棚カオスですね〜。少女漫画あり、青年漫画あり。
なんでも読みます。
む:
月並みですけど、“無人島に持っていくなら”的な一冊ってあります?
私は松本大洋の『ピンポン』なんです。
もう大好きです。生涯あとにもさきにもコレだけです。
最初から最後まで音読したマンガ!
宮:
わ〜!私も好きです!おっもしろいですよね!
セリフが粋でスタイリッシュですもんね。声に出して読む気持ちわかります。
む:
人によってはアレがダメっていう人もいるかもだけど、あのリズムがすごくいいよね。
宮:
たしかに!あの七五調みたいなテンポというか。
む:
4コマにしても語感とかリズムってすごく大事な要素だと思う。
4コマってコマの大小での演出が利かないから、演出の仕方がすっごい限られる。
だからこそ、テンポのいい掛け合いがやっぱり一番大事なのかも。
まぁ逆にその淡々としたペースを利用するって手もあるんだけど…。
宮:
そうですね。4コマには本当、独特のひきと動かし方がありますよね。
む:
そういえば、アングルに関してなんだけど、昔友達にマンガを見てもらって言われたのが、
「同じ大きさの顔がいっぱいあるとつまんない!」ってこと。
宮:
あ〜、どこ見ても同じだと大事なとことのメリハリがわかんなくなりますもんね。
む:
そう、似たようなものばかり並べちゃうと少し読んだだけで退屈な予感をさせてしまう。
4コマはコマの大きさが全て同じだから中身を変えないとダメなんですよね。
セリフの掛け合いとアングルはすっごい大事にしてます。
宮:
私もできるだけ視点を変えて描くようには意識してます。
む:
4コマって奥が深いよね。
宮:
限定されているからこそ、そこに表現の自由が出てきたり。。
む:
そう、ほんとおもしろいよね〜!
編集部:
ご自身の経験を漫画にすることってありますか?
む:
表層では反映してるかもしれないけど、理想ばっかり追ってますね。
私のキャラはみんな、一見ダメなカンジだけど根底ではエリート。
こんな人しかいなかったら、そりゃあ世の中うまくまわりますよ。みたいな。
でもどうしたって衝突は起こるから、さてどうしましょうか?って。
作者がわかっててもできないことばっかりをきっとやらせてます。
宮:
でも、むんこさんの作品ってリアルなとことのサジ加減が絶妙ですよね。
む:
コレが私の理想なんですよ〜!って描いてます。
自分自身、“私はコレが好きなんですよ〜!”ってテンションで描かれてる漫画が好きですし。
狙ってやってたりとか、上から目線じゃなく、好きなもの一緒に楽しみましょう!
って漫画が今、受け入れられてるのかもしれない気がするな。
ラボもおバカなことやってるの一緒に楽しみましょう!っていうノリがすごく楽しいですよね。
宮:
ありがとうございます。
そうですね。きっと女の子の痛々しくてかわいいあのおバカな雰囲気を
狙って描こうとしてたら、難しくなってたと思います。
む:
狙ってないで純粋に好きで描いてる感じがする漫画は
“楽しい”気持ちを分けてもらってる気がしていいですね。
あの生徒会の仲間に入れてもらって同じ感覚を楽しむ。
って雰囲気が読んで楽しい!読んでおもしろい!に繋がるのかも。
宮:
狙って描くのって難しいですからね…。
『らいか・デイズ』のらいかちゃんの可愛さ、優しさも本当に素直にすっと胸に入り込んできますよ。
む:
ありがとうございます!
なかなかマンガ家さんとこうやってマンガの話をする機会がないから今日は本当に楽しかったです。
今度はぜひ、お酒を一緒に飲みに行きましょうね!
宮:
私こそすっごく楽しかったです。ぜひ一緒に飲みたいです!楽しみ!



というわけで、同じマンガ家として主婦として、マンガ読みとして大変に盛りあがった対談でした!
むんこ先生、宮原るり先生どうもありがとうございます!

今後もお二人の応援をどうぞよろしくお願いしますね!!!

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